渋谷に事務所を移してまもなく1年になります。NHK西門のはす向かいと云うと「映像関係にはイイ場所ですね」と皆がいいますが、今のところまだ国営放送から仕事はもらえていません。改めて見渡すと周りはまさしくNHK村でエンタープライズ、アート、サービス、エデュケーショナルと国営放送関連会社群で固められてます。それはそうと代々木公園もすぐとなりです。今日みたいに春の陽気だと昼食後1時間ぐらい代々木八幡⇒明治神宮⇒代々木公園というルートで早足散歩です。これで8000歩ちかくいきます。辛夷(こぶし)の花が満開でミモザも黄色い房花を広げてます。あと1週間もするとサクラの季節です。早いですね。
日本橋から渋谷に移って通勤時間が片道2時間近くに伸びました。往復4時間、この時間はもっぱら読書です。最初はiPodにありったけのCDを入れて聞いていましたが即、飽きてしまいました。携帯ゲームもやりましたがアホらしくて削除です。月並みですが読書になりました。文庫、新書なら2日で一冊です。これがですね往復の車中はビジネス学習に最適なんて勝間和代みたいにとんがった女史のたわごとに一切つきあわず、日経も止めて「好きな本だけ4時間読み続けてイイよ」と頭を切り替えたら往復4時間の遠距離通勤がいっぺんに楽しくなりました。
それでなくても自分の部屋には本があふれかえってるのにこの1年で150冊以上は積み上がりました。本棚はギュウギュウでベット脇に平積みです。最初は時代小説にはまりました。山本周五郎、池波正太郎、藤沢修平はおもしろすぎて駅を乗り越す恐れはたぶんにあります。まあ乗り越し度でいくと平岩弓枝の「御宿かわせみ」が一番多いかな。佐伯泰英は1日1冊でサイフが軽くなりすぎるので途中でやめました。軽いモノばかりでもなんだと、最近は「日本辺境論」の内田樹先生にハマってます。昔むかし岸田秀にハマったのと同じ感覚です。日常生活の人間関係や世界観のモヤモヤしたものが天蓋から光明が射し込むように解決していきます。アメリカの学者が書いた「やばい経済学」に通うじるものがあります。
そして今日は「下流志向」学ばない子どもたち、働かない若者たちです。(講談社文庫525円)ワンコインで「そうそうそ〜だよな」電車の中でニヤニヤすること請け合いです。500円で一食抜いてこの本読むと、プチダイエットと理論武装で二重の満足が得られます。今借りてる事務所の下が学習塾ですが、そこの塾長曰く高校も頼んで入れてもらい、半年で引きこもり「中学2年生」くらいの学力の女の子がこれも頼んでAO入試で晴れて4月から大学生だそうです。大学行ってもついて行けないので引き続き家庭教師を頼まれてるそうです。こんな子どもたちはどうして生まれたのか答えはこの本にあります。電車の中吊りでしか知りませんが「愛子」ちゃん騒動を解くカギもこのへんにありそうです。ワイドショーのコメンテェターがぜったい言えない切り口がここにはあります。お薦めです。

